たけのこRUN日記

アラ50男のラン日記。ソフトバレーやスノーボードも。

第3回オホーツク網走マラソン①

今日のラン。

ランオフ。走るどころか歩くのもやっと。

でも明日は疲労抜きにジョグしたいな。

 

 オホーツク網走マラソンをふり返る前に、この大会に臨むにあたって考えていたことから。ブログやコメントで何度かサブ4はともかく歩かず走りきることが目標と言ってきました。これは目標の後退でも実績がない故の謙遜でもありません。本当に走りきることが目標でした。

 

 初マラソンの第1回オホーツク網走マラソンで25km過ぎに歩いた時は、初めてだから仕方ないと思いました。去年の道マラは33kmくらいまで粘れて、練習の成果や成長を感じましたが、その次の網走マラソンではまたしても25kmで歩きました。道マラから1ヶ月だから仕方ないのか?とか他の原因も考えてはみましたが、冬になりシーズンオフになったこともあり十分な検証はしませんでした。

 

 そして先月の道マラ。3月以降これまでに比べ内容も量も充実した練習を積みました。サブ4狙いを公言して恥ずかしくない練習だったと思います。しかし結果は…気温がどうとかっていう問題ではない。さすがにこの時は何かが問題だ、改善しなければと真剣に思いました。そこで取り組んだのがピッチとストライド、フォームの改善でした。25kmでふくらはぎが動かなくなって走れなくなる。ならばふくらはぎを極力使わない走りに変える。鍛えるのもありでしょうがそれ以前にまずはフォームからです。

 

 9月に入ってから本格的に取り組みました。ポイント練習も回避してひたすらジョグを重ねました。姿勢や動作起点の変更、ストライドの調整。テーピングによる足首の固定など。試行錯誤を繰り返しレース前週になってようやく形が見えました。これか?と。そしてこれでも駄目だったら、もうフルマラソンは諦めようかと思っていました。自分の体質では走りきれないんだと。

 

 それゆえに今回走りきれたことは本当に嬉しかった。今までゴールして振り返って礼をしたことなどありませんでしたが、今回はほぼ無意識に礼をしてました。それくらい嬉しかった。そしてものすごく達成感を感じましたが、それで燃え尽きた感はありませんでした。やった、ここからスタートだ!そんな晴れ晴れした気持ちでした。もうすぐ冬になりますが、これでまた氷点下の中でも走り続けられます。

 

***

 

 今年も会場にはJRで向かいました。スタートが去年より15分早くなり余裕が少しなくなりましたが、レース終了後はビール飲みたいので車という選択はなし。朝一番の鈍行に乗ります。

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2両編成で乗車率たぶん60%くらい。そのうち8割はランナーかな。レースに向かってるらしく誰も話をしてません。静かな車内。自分も音楽を聞きながら車窓の景色を楽しんでいました。進行方向に対して左手側が窓。窓際に左腕を乗せて外を見てました。そう…左腕を乗せて。

 

 何かが引っかかったのでしょう、はたと気づきました。ガーミンがない。どう見てもない。あるのはガーミンのために白くなった手首だけ。気づいた瞬間血の気が引きました。いやほんとサーって音がした。どうする?っても取りに戻れるわけもないし、持ってきてもらうわけにもいかない。諦めるしかない。諦めるしかないのになんとかしたいと焦りました。どうするどうする?でも得られた結論は…諦める。当たり前だけど。

 

 幸いなのは気づいたのが結構早い時間だったこと。諦めてガーミンなしで走ることを受け入れその上でどう走るかを考える時間が持てました。実ペースは走ってる間は分からないのですからペース配分は考えられない。もともとゆっくり入って能取岬が終わってからペースアップと思ってましたがその根拠もない。ピッチを180を維持して走ろうと思っていたのも数値的には確認不能。でも。見た目このくらいの流れならペースはこのくらいとか、ピッチはこれで180くらいだろうとかそういう感覚はあるはず。きついか楽かも体が教えてくれるはず。体と感覚と常に相談しながら走ろう。そう割り切りました。この開き直りが奏功したかもしれません。

 

 網走についてシャトルバスで会場に。今年も早くからアップしてる人たちが。

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自分はこの域には達しないだろうなあ。なんでこれから42.195kmも走るのにアップできるんだろう?天気はこの時点では快晴でした。気温はそれほどでもありません。昨晩降った雨のおかげか空気は爽やかでした。

 

 独特なスタート地点

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右側のスタートの柱に隠れてる白い建物のところに、本当の刑務所への入り口があります。このレンガのは観光用。記念写真を撮る人であふれてました。あ、今回のレポはこれが最後の写真です。エイドを楽しむと言いつつ走りは極力ガチで行くつもりで、スマホ携帯しませんでした。ガーミンがなくて余裕がなくなってたし。

 

 ガーミンがないので時間の管理も煩わしくなり、知り合いを探すことも諦めて荷物をまとめて早めに預けました。そしてスタートブロックへ。今何時なのか、スタートまでどのくらいか全然わからない。時折放送で時間を知らせてくれるので、イライラすることありませんでしたが、ほかのランナーの手首を見ては凹むを繰り返してました。ゲストランナーの金さんとワイナイナさんの挨拶、続いて網走市長の挨拶、そして号砲。ブルーな気分の中、第3回オホーツク網走マラソンが始まりました。

 

 明日に続きます。